お前が俺に残したもの

0014




太陽が苛つく程眩しく
照りつけ始める6月の朝



新品のセーラー服に袖を通し鼻歌混じりの愛華



隣で着替えてるのに
鼻歌が聞こえるって…



俺らが手を出す暇もなくちゃっちゃっと用意を済ませ

「いってきまーす」


と出ていってしまった



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