あなたに出会えて

「ははっ、もちろんです。でも、どうやって鍵を開けてるんですか?」

「ん?それは秘密」

 歯を見せて笑う元基先輩にどきっとした。

「あっ、あのっ、もう行きますね」

「ん?授業終わってないんだからまだ居たら?」

 これ以上一緒に居たら、何かいけない気がした。

「今出て行って見つかったら怒られちゃうよ?」

 そう言われて、立ち上がろうと少し浮かしていた腰を下ろした。
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