あなたに出会えて
「先生居るー?」
休み時間のがやがやと賑わっている中、放った先輩の声はよく聞こえた。
「えっ?なんであいつ先輩と?」
「てか、なんであんなに先輩がいるの?」
小声で話す誰かの声が聞こえた。
「はいはい、一体なんの御用かしら?」
先生が目の前に現れた。
「あら、西野さん。さっきの授業はどこに行ってたの?」
「えっと、あの」
「そのことで来たんだけどさ、この子こいつとぶつかっちゃって、こいつのコンタクト吹っ飛んじゃったんだよ」
そう言って、優奈先輩を指差す。この時やっと掴まれていた手が離された。