あなたに出会えて

「あー、元基見つけたー」

 教室まであと少しのところで、優奈先輩と昨日居た早百合先輩が駆け寄ってきた。

「元基、あんたこの子と何やってたの?」

 少し低い声で威嚇するように、早百合先輩は言った。

「ちょうど良かった。優奈おまえ一緒に来て」

「ちょっと、私を無視すんな」

「めんどくせーからあとあと」

 笑いながら、私の腕を引き教室へと入っていった。

 待って、姫佳が居る所に一緒になんて行きたくない。
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