あなたに出会えて
 私はいつも通り学校へと向かう。

 頬に当たる風がいつもより冷たく、鋭く感じた。

 足どりは重く、一歩前に進む度に、昨日の出来事が鮮明に脳裏に蘇ってきて、足を前に進めるのが苦痛に思えた。

 その時だった。

 私の背中をドンと、何かが当たって横を走りすぎて行った。

「いたっ。」

 不意打ちだったため、思わず声が出た。誰かが当たったみたいだった。
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