最低の恋を、してみました。
『あ、スコーンありがとうな。美味しかったで』



まさかナオがこんな事を言ってくれるとは思わへんかった。



そう言えば、まだ残りがあったな。



あたしはスコーンが入っている冷蔵庫に向かった。



我が家には冷蔵庫が2つある。



スコーンが入っているのは、2階の冷蔵庫。



扉を開けて、冷たくなったスコーンを取り出す。



ラップを取る。



あたしはその内の1つを、一口で頬張った。



何コレ。



マズッ!



2日目のスコーンはかなりモソモソしてて、昨日よりも粉っぽかった。



こんなもんを美味しいって言ってくれたん?



『今食べてみたけど、めちゃくちゃマズかった!ごめんな!マコちゃんからも取り上げといて!これはホンマにアカンわ!捨ててくれていいしな』



大失敗。



やっぱり、普通にチョコレート溶かして固めるだけにしとけば良かった。



ナオに、お菓子作りがヘタな事バレてしまった。



恥ずかしい…
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