最低の恋を、してみました。
「あと、これも」



ビニール袋も差し出した。



「何これ」



ナオはビニール袋の中を覗き込んだ。



「ビタミンウォーター。ナオ、これ好きやろ?」



ナオはビタミンウォーターを袋から取り出し、さっそく蓋を開けた。



「これめっちゃ好き!何で知ってんの?」



嬉しそうなナオ。



こっちまで嬉しくなる。



「こないだ掃除した時これの空がいっぱいあったから好きなんかなって思って」


「さすがユウ!気利くやん」



ナオはニタッと笑った。



こういう子供みたいな表情も出来るナオ。



不覚にも可愛いと思ってしまった。



それがまた悔しい。
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