こちら広報部
決して穏やかではないうちの胸の中。
なんで、嫌がらないで
むしろ嬉しかったんだろう?
葵君のことどう思ってるの?
…でも、いくら考えてもその答えは
出てこない。
そして、友達にもバレたくなかったうちは
無理やりその思いを胸の隅に追いやってなにもなかったのように
絵美たちの待つテントへ帰った。
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「白組ーっ!百花繚乱!!」
「頑張れーっ!」
「いけいけーっ!」
応援団の掛け声。
そして、一斉にかかるたくさんの声援。
いよいよ、競技が始まり場内の熱気も一気に上がる。
がしかし。
うちは競技の応援よりも写真を撮る方で忙しい。
「蘭ー!こっち撮って!!」
「こっちもこっちも~!」
いろんなところから
珍しくお呼びがかかるため
ジャンジャン撮っていかないと
記事用の写真を撮る時間がなくなってしまうからだ。