危険な学校
「あ、うん。ごめん」
「・・別に、良いけど・・」
急にしゅんとなる翼。
・・・・と思ったらいきなり頭をガシガシ掻きだした。
「本当の本当に??」
「どっきりじゃない??」
「っなわけ無いじゃん!!!」
翼はまだ信じられて無い様子。
・・・・もういい加減にしてほしい。
こっちは、心臓がありえないぐらいの速さでめっちゃ緊張してるのに・・。
「じゃ俺達カップル・・・・???」
「・・・・・うん」
よく分からない会話。
それでも想いが通じ合ったことは大切な出来事。
――――――ドドーンッ・・・
遠くで花火の音がする。
真夏の、星空の下。
私は、初めての両思いになれた――