【短編】君のカケラ
ぷろろ〜ぐ
いつもと同じ帰り道。
学校からバス停までの僅かな道程も、バス停のボロボロでその役目を忘れてしまったベンチも、いつもと変わらない。


時刻表より五分遅れてくるバスさえも、いつも通りだ。


たった一つ、違いがあるのは彼女がいないこと。



そう、いつも僕の左手を握っていた彼女がいない……。


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