私たち何でもアリの何でも屋です!

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―コンコンッ―


「マリア?
大丈夫?

入るよ」


私はマリアのベッドの
隣にある机に
お粥をのせて、
マリアの容態を見た。


熱も高いな…
食べれるかな…


「ん…
ルナ様…?

どうして、
私の部屋に…?」


マリアがうっすらと
目を開けて、
私を見た。


「あ、マリア。

大丈夫?
お粥作って来たの。

食べれる?

少しでも食べて、
私が作った
風邪薬飲んで、
ゆっくり休んで?

きっと日頃の疲れが
出たんだよ。」


私はマリアの体を
ゆっくり起こした。


「ルナ様…

私の風邪がうつります。」


まったく、マリアは
私のことばっかり…!


「私は大丈夫」


私は一言言って
お粥を口元に
持っていった。


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