好きと言えない。―悪魔と恋―【完】
それに圧迫感もある。

外見しか見なかったオリエンテーションでは感じなかったけど、中に入ってわかった。



「おはようございます。新人の、葛西ひまわりです」



窓の景色を望む、課長に頭を下げる。

課長と云えど、まだ30歳と若く、顔立ちも良い。



「おはよう。葛西のデスクは、手前の右端な」



「わかりました」



デスクは四つずつ纏まり、私は課長に背を向ける事になるらしい。

周りの視線から逃げるようにか、どの課も通路側と窓側を向くようにされて居た。

荷物を置き、デスクや椅子を見て感心した。

他の会社とは違う、デザインに凝ったモノだった。
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