○o。.泡になれ.。o○


「菜緒?」

驚いた顔でこちらを見る。

頬に触れると
水滴が指についた。


「なんで泣いてるの」


「…ごめんなさい」



♪~♪~


鳴り響く着信音


「誰だよ。
怜って」


「怜(サトシ)
私の彼氏…」




それを聞いた有理くんは
カッと一瞬目を見開いて



「お前

……最低だな」



そう吐き捨て
部屋から追い出された。


私は
痛くもないのに

涙を流し続けていた。



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