青春途上中〈3〉
酒は呑まれたら負け
「ねーねー、伊崎の何処がいいのー?」

「…篠原が、いねぇからって突っ掛かってくんなよ」

珍しく、忍と篠原が溜まり場に来ていない。

祥太は遊びになる忍が、いないからと私を標的に遊ぼうとしてるんだろう。

「茉莉ちゃん答えてよー!
そんなんだと伊崎とは認めないんだからね!」

唇を尖らしてプイッと顔を背ける。

男が、そんなブリっ子しても可愛くない。
しかし祥太が、それをしても許される顔をしてる。






< 89 / 102 >

この作品をシェア

pagetop