隣のハルキさん

『いえ!改めて…狩野優子、17歳、高校3年生になります。よろしくお願いします。』


今度は優子が手を差し出す。
笑顔で挨拶する優子に、ハルキは一度ズボンのポケットに戻した手を再び出し、優子の手を握る。


『隣に引っ越してきたハルキです。こちらこそよろしく。優子さん。』


優子の目を真っ直ぐ見ながら、ハルキは微笑んだ。





これが2人の出会い。

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