チャラ男に恋したなんて本当にバカだ。



全然爽やかな感じじゃないのに。


「千依果も珍しいな?」

「うん、周りには居ないかな」

「まあ……ここで出会ったのも何かの縁!これからもよろすぃくー」

「よろしくー」



なんていう訳の分からない会話を交わしながら、お互いばいばいした。


面白かったからなんでもいいや。


とりあえず、チャラい奴はもう勘弁して欲しい。今は。





――帰宅して、ご飯を食べてお風呂に入って髪を乾かしてひと息。


ベットに寝転がって音楽流しながらケータイ触るっていういつものことが、あたしにとってはリラックスできる時間。


何気ないけど大事。

一人ってやっぱり落ち着く。



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