赤い糸―運命のヒト―
「ありがとっ!想っ!」
…ま、この笑顔があれば何もいらないかも、なんて思ってる俺が一番バカだな。
「ただいまー。」
「おじゃましますっ。」
俺達が一緒にそう言うと、待っていたかのようにバタバタ走ってくる音が聞こえた。
「想っ!あんた今日学校どうしたの!?無断欠席なんかしてっ!電話あったわよ!?」
おいおい、それを空の前で言ったら空が責任感じるだろ?
「想、そうだったの?ごめんね、私のせいで…」
俺の服の袖を掴んで小さく言う空。
ほらみろ、バカおふくろが。
