一番近くに君が居る

「バッチリ覚えたよ!」なんて嬉しそうに言うココに、翔はいつものようにニヤリと笑った。直哉はその瞬間を見逃さない。コイツ、絶対何かするぞ…と身構えると、


「これはこれは、誰かさんのお姫様に名前を覚えて貰えるなんて、」

「おいっおまえほんと!余計な事言わなくていんだよ!」


やっぱりだった。やっぱりコイツはこういう奴だ。

…そしてココは、


「?、お姫様?誰が?誰の?」

「だーかーらー!んな事いちいち聞くな!コイツのただの冗談だ!」


そう、こういう奴だ。こういう奴なんだ。

絶対に良くねぇ。この二人の組み合わせは絶対に良くねぇ!


< 22 / 306 >

この作品をシェア

pagetop