一番近くに君が居る
部員らに囃し立てられ居心地の悪さを感じながらも着替えを済ませ、皆とワイワイしながら出るいつもとは違い、直哉は一人で部室を出た。
そのまままっすぐに向かう先、校門には小さな人影が一つ見える。直哉はそれに向かってまっすぐに足を進めた。
「…悪い。待たせた」
約束通り校門で待っていた美穂に直哉が声をかけると、美穂は微笑みながらこちらへ顏を向けた。
そしてそのまま、二人は歩き出す。
「……どうしたんだ?何かあったのか?」