everlasting love~幾星霜の果て

休戦交渉



文化祭2日目の片付けが終わった18時。

ライトに照らされたグランドでは後夜祭が行われていた。




“わりぃな、瑠衣”




そう言って慶太は、昼休みに誘ってきたショートカットの女子と2人で後夜祭を楽しんでいる。


彼女は1年生で、入学早々に慶太に一目惚れしたらしい。

俺たちが卒業するまでその思いを秘めておこうと思っていたようだが、一緒にいた友達に背中を押され、今日、告白したというわけだ。



後夜祭で盛り上がる生徒たちの姿を、俺は自分の教室の窓からぼんやり眺めていた。

取り巻きの女子たちから、後夜祭が始まるぎりぎりまで誘いを受け続けたけれど、ぜんぶ断った。

こうやって1人でいたほうが、気がラクだから。



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