everlasting love~幾星霜の果て


主祭殿は、民衆の集落を高い場所から臨む位置にあった。

その裏にある広大な土地。



……そこは、ヒメミコ様が眠っている場所だ。

ヒメミコ様を守るように、墓の周囲には奴婢が眠っている。

もちろん、“当時の”俺も。




「……母さん。俺、ここに行ってもいいかな」


「え? それなら母さんも一緒に行きたいわ」




ニュースが終わり、父さんの大好きな2時間ドラマのオープニングが流れる。




「いや、俺1人で行きたいんだけど」


「そんなのずるい。母さんも連れて行って!」




2人で言い合っているところに、父さんがトイレから戻ってきた。

母さんから話を聞いた父さんは、2時間ドラマそっちのけで言い合いに参加する。



< 313 / 555 >

この作品をシェア

pagetop