everlasting love~幾星霜の果て
主祭殿は、民衆の集落を高い場所から臨む位置にあった。
その裏にある広大な土地。
……そこは、ヒメミコ様が眠っている場所だ。
ヒメミコ様を守るように、墓の周囲には奴婢が眠っている。
もちろん、“当時の”俺も。
「……母さん。俺、ここに行ってもいいかな」
「え? それなら母さんも一緒に行きたいわ」
ニュースが終わり、父さんの大好きな2時間ドラマのオープニングが流れる。
「いや、俺1人で行きたいんだけど」
「そんなのずるい。母さんも連れて行って!」
2人で言い合っているところに、父さんがトイレから戻ってきた。
母さんから話を聞いた父さんは、2時間ドラマそっちのけで言い合いに参加する。