白い翼と…甘い香り

でも
和也と私は、きっと

想ってる事が違う…

和也は
現実を楽しんでるけど

私はもう、忘れないように
想い出を
作ろうとしてるんだね。


ゆったりと流れる
穏やかな時間の中で

柔らかな和也と居る
幸せな自分を
焼き付けておきたかった。


熱烈な熱い想いに
負けないだけ

普通の和也が
大好きなんだよ。

主人と居る
緊張した毎日の中では
絶対に得られない

どこよりも何よりも
心が穏やかで
居られる時間だったから

和也と過ごす普通の時間は
どんな特別な出来事よりも

かけがえのない
時間だったんだ。


特別な事が
欲しかったんじゃなくて

私はただ
自分をさらけ出しても
受け止めてくれる

普通の日常が
欲しかったんだよね。



それが…

ココにはあった。



それが、私の知らなかった
幸せって事じゃ

ないの…?


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