白い翼と…甘い香り

和也は、内緒にしてた事が
少し申し訳ないという感じで
丁寧に説明をしてくれた。

私は、全く知らなかった。

初めて聞く話に
驚いてばかりだった。



和也が引っ越して来た日
確かにあの夢を見て

2回目だなぁ…って思った事は
間違いないの。

1回目は間違いなく、その
電車の中だったって事も

さっき鮮明に思い出したから
間違いないと思う。



和也が
隣りに座ってた??

何か、どこかで
繋がってるのかな?


初めて会った日に
香水の香りを
知ってると思ったのは

電車の中で近くに居て
香りを知ってたから…?


もう何度もあの夢を見たけど
いつも和也が隣りで
居た時じゃない?


全部を覚えてる訳じゃないけど
それが正しいように思えて来た


どうしてだろう?

和也が居たから
見た夢なのかな?

それに
どんな意味があるの?



「そんな簡単に
夢の意味なんて分かんねぇよ。
深く考えることないんじゃね」


和也はそう言うけど
きっと何か

私には、意味が
ある気がするんだよ…


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