キミだけをずっと②
お酒の席ながら、話しで盛り上がっていた
「この前さぁ、田中がフリースローしくっただろ?」
バスケの話しをする友人達を隣の席で聞いていた
まぁ、しょうもない話しがほとんどなんだけどさ…
すると俺らの席の横を素通りしていく凌に気付いた
「凌!お前も来てたのか?」
声をかけると凌は、俺に気付き立ち止まった
「…まぁな、歓迎会に誘われて。そっちは?」
「お前と一緒だよ」
俺は凌に笑いかけたが、相変わらず凌は無愛想だ
席には誰も人がおらず、俺と凌の二人だけになっていた