キミだけをずっと②



私はお財布を手に、焼きそばを焼き続けている凌に話しかけた



「ちょっと買い出し行ってくるから、よろしくね♪」


「俺も行こうか?」



凌はテントから出る私を呼び止めた



「凌は焼きそばを焼かないとダメ!」



凌に振り向いて言うと走ってスーパーまで向かった



西南通りへ行き、スーパーで足りない食材を買った


両手にはビニール袋を持っていた



「さすがに一人は大変だ…。誰か連れて来るべきだったな…」



一人でぶつぶつ呟きながら、大学の運動場へと戻って行った




真っ先に焼きそば屋のテントへ向かっているところへ


背後から誰かが近付いて来ていた


後ろを振り向くと…


大学生か社会人かは分からないけど


ヤバい感じの男性3人組に呼び止められた








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