キミだけをずっと②



屋上と言っても、3階建てだから隣の校舎の廊下から見ることができる


周りを見渡すと、隣の校舎から立見で数人が見ているのに気付いた


背後から紗貴が私の耳元で詳細を明かした



「理学部の中尾くんは、学年で5位以内で優秀みたいよ!」



その相手が今、目の前にいる



「付き合って下さい!」



いきなりの告白に戸惑うが私の意志は決まっている



紗貴は私の後ろから支えてくれた



「ゴメンなさい。気持ちは嬉しいけど…私には大事な人がいるんです」



彼は残念そうに私を見ていた


彼に微笑み、静かに去って行った




家に帰ろうとしたが荷物を教室に忘れているのに気付き



「バック取ってくるから、校門で待ってて!」



紗貴に告げると、歩いて教室へ戻った








< 60 / 259 >

この作品をシェア

pagetop