キミだけをずっと②
屋上と言っても、3階建てだから隣の校舎の廊下から見ることができる
周りを見渡すと、隣の校舎から立見で数人が見ているのに気付いた
背後から紗貴が私の耳元で詳細を明かした
「理学部の中尾くんは、学年で5位以内で優秀みたいよ!」
その相手が今、目の前にいる
「付き合って下さい!」
いきなりの告白に戸惑うが私の意志は決まっている
紗貴は私の後ろから支えてくれた
「ゴメンなさい。気持ちは嬉しいけど…私には大事な人がいるんです」
彼は残念そうに私を見ていた
彼に微笑み、静かに去って行った
家に帰ろうとしたが荷物を教室に忘れているのに気付き
「バック取ってくるから、校門で待ってて!」
紗貴に告げると、歩いて教室へ戻った