キミだけをずっと②
「料理の本見ながら作ったんだろ?」
凌は私にふっと笑うと、さっさと歩いていってしまった
この毒舌野郎!
素直に美味しかったって言えば言いのに
凌の背中を遠くで見ながら、拳を力強く握っていた
教室に入ると、いつもとは違う反対側の後ろの席に座った
紗貴は私の隣の席
凌はというと、真ん中らへん
凌から離れて距離を置こうとした
「ねぇ紗貴、昨日の授業の所教えてよ」
「OK♪」
紗貴がバックから取り出したノートを私に手渡した
「一日借りるね!」
自分のと、紗貴のノートを広げて写し始めた