その裾を追って
だが、やはり姿は見受けられないのだ。

「恥ずかしがり屋なのか?」
一度、母に聞いてみたことがある。そうなると極度の恥ずかしがり屋なのだろう。

「…違うわよ。あの子は…こよいはね」

ゆっくりと、言葉を選びながら

「ラプンツェルなのよ」


たまに、ロマンチックなってしまう母に唖然しながらも考える

出窓がある2階に住む、姿を見せないラプンツェル。
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