君が欲しい

「……やっと思い出したのね」

傷口から赤い赤い血が流れ、雨と混ざって辺りに広がる。

あの日の彼女と同じ、僕らの愛の形。

「私ずっと待っていたのよ…」

あぁ、雨音が煩いな。

普段はそんなに気にならないのに、今日はやけに耳障りだ。

< 30 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop