君が欲しい

「あなただけ私を手に入れて、それでいて一人にするなんてずるいじゃないの。だってそうでしょ…?」

「……確かにそうだね」

まともに立っていられず、彼女に支えられながら言葉を紡いでいく。

「…僕は君の全てを自分のものにした、手に入れた。だったら僕も、全てを君に渡すべきだったね……」

さらに抉られ、血が噴き出す。

なんとか動かした腕で彼女を抱き締めると、彼女も強く抱き返してきた。

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