わたしの好きな人は先生です
ヤキモチ…


――…あれは、何だ?


職員室へ戻る途中、中野たちの声が聞こえたかと思ったら、沢渡と仲良くやっていた。



いや、“やっていた”と言っても、別にイヤらしい意味ではないけど…。


沢渡は、中野の肩を掴んで、おでこまで触って。


――バキッ!


つい力の入った手は、シャーペンの芯を折っていた。




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