彼×私×彼女の事情

お義父さんの話を聞き、涙腺がゆるみはじめた。


「美樹さん、母さんを頼んだよ」


「ハイ」


ってどういうこと?

お義父さんの問いかけに思わず返事をしてしまった。びっくりしてゆるんでいた涙腺も引いてしまった。


(トントン、ガチャ)


チャイムにでていたお義母さんが戻ってきた。


「お昼の用意したからリビングに移動しましょ。13時すぎたからお腹もすいてきたでしょ」


この雰囲気も気にせずサラっと言った。


私はお義父さんに聞きたいことも聞けずモヤモヤした気持ちのままソファーからたった。


「美樹さん、移動するとき白鳥の材料からパーツまで全部一緒に移動させてね。午後からはリビングで続きをやって」


「あっ、ハイ」


作ったパーツや材料を一まとめにし、カバンをもって言われるとうりにした。リビングの場所はお義父さんが案内してくれた。





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