私の血を狙わないで。




「私…真剣なんですよ!??」



そう言った瞬間、片倉先輩が私の胸元の服を掴んだ



『ドクンっ…』


心臓が大きな音を立てる


片倉先輩の態度が、急に変わったから。


さっきまで、ヘラヘラ笑ってた片倉先輩が、物凄く怖い顔になってた。



怖い…というか、真剣で、今まで見たことがない顔。


ゾクッと、私に寒気が襲う



「凛香ちゃん。そういうのが『自己中心』っていうんじゃないかな?」


「……え?」


「俺の気持ちも少しは考えてみろよ!!!!」



片倉先輩に怒鳴られて、思わず震える私。



片倉先輩の気持ち…?


考えたことがない。



片倉先輩の気持ち=吸血鬼の気持ちってこと?







< 131 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop