私の血を狙わないで。





「…俺たち吸血鬼は、知ってるように人を襲って血を吸う…そんな生き物だ。それで、二日に一度や二度、急に血を求め出して、人を襲ってしまうことがある。どうしても、血が欲しくて、たまらなくなる時がある。」




「……それで…?」




「さっき、お前、襲われたよな。」



「うん…」



「あんなんになるんだ。血を求めると。欲しくて欲しくて…自分を忘れて襲ってしまうんだ。」



「………。」




「でも俺たちは血を吸う生き物。いつまでも血を吸わない訳にはいかない。…だからこの学校で、獲物を探しているんだ。…それでお前を見つけた。」



「…なんで、なんで私なの?」



「…それは…。」



「…?」



「お前が……。」




そう言いかけた時、





「凛香っっっっっ!!!!!!」



ママの声が聞こえた



私は振り返って、ママを見つめる



「ママ…。」



「凛香ぁ~!!心配してたのよー!!何処に行ってたの!!??」



「ママ…あのね。……友達の家から帰る時…迷子になっちゃって。」




その後は上手くごまかした



でも、私はずっと気になっていたことがあった





あの3人のこと



あの3人が吸血鬼だってこと




正直、家に帰らずに3人の話を聞いていたかった




もっと知りたかった











< 25 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop