私の血を狙わないで。
「…俺たち吸血鬼は、知ってるように人を襲って血を吸う…そんな生き物だ。それで、二日に一度や二度、急に血を求め出して、人を襲ってしまうことがある。どうしても、血が欲しくて、たまらなくなる時がある。」
「……それで…?」
「さっき、お前、襲われたよな。」
「うん…」
「あんなんになるんだ。血を求めると。欲しくて欲しくて…自分を忘れて襲ってしまうんだ。」
「………。」
「でも俺たちは血を吸う生き物。いつまでも血を吸わない訳にはいかない。…だからこの学校で、獲物を探しているんだ。…それでお前を見つけた。」
「…なんで、なんで私なの?」
「…それは…。」
「…?」
「お前が……。」
そう言いかけた時、
「凛香っっっっっ!!!!!!」
ママの声が聞こえた
私は振り返って、ママを見つめる
「ママ…。」
「凛香ぁ~!!心配してたのよー!!何処に行ってたの!!??」
「ママ…あのね。……友達の家から帰る時…迷子になっちゃって。」
その後は上手くごまかした
でも、私はずっと気になっていたことがあった
あの3人のこと
あの3人が吸血鬼だってこと
正直、家に帰らずに3人の話を聞いていたかった
もっと知りたかった