私の血を狙わないで。
それから、リクくんとシンさんは、夕飯の材料を取りに行くため、外へ出かけた
………沈黙………
ヤダな~…この空気。
何か話したほうがいいかな?
楽しい話?
怖い話?
世間話?
ん~っ!!
ど、どうしよう!!!
とりあえず……
「今日はありがと…ね」
「何のことだ?」
「今日…私が片倉先輩に襲われた時…助けてくれたでしょ?」
「俺は何もしていない。それにお前を助けようとしたわけではない」
「じゃあ、何でー……?」
私はハッとした
そうだ……
私、浮かれて馬鹿みたい
皆が助けてくれたのは、私のためじゃない
私の血…魔女の血を、他の奴に奪われないようにするため?
そして私をここに連れて来て……
血を一滴残さず、飲むわけね
一瞬でも信じてた私ってほんっと馬鹿。
皆は…私の血のために、励ましてくれたり、心配したり、助けたりするんだ
そして親しい仲になった頃にー……
「ば……か。………馬鹿!!!!!」
そう叫び、私はその場を去ろうとする
そんな私をハクさんが呼び止めた
「おいっ!!どこに行く!!」
「わかんない!!とにかく遠いとこに行く!!」
「道わかんねぇだろ!!」
「別にいい!!さよなら!!」
私が走り去ろうとした時。
ハクさんに引っ張られ、私は何か暖かいものに包まれた