私の血を狙わないで。




「ん………?」



ゆっくり目をひらくと、そこは病院。


私は、病院のベッドでずっと寝ていたらしい



そして、私の前にはあの三人。


なにも言わずに、ただじっと私を見ている



「なんで私…病院に…?」



「……お前が急に倒れたからだよ」


シンさんが小さな声でつぶやく


「た、倒れた……?」


…たしか、その時…


私はハクさんと二人で、家にいた


それでハクさんが私を抱いてー……



そっか

私その後、倒れたんだ



「ど、どうして私…倒れたりなんか…」



「ストレス」



「え?」



「ストレスが原因だって、お医者さんが。」



「す……とれ……す?」






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