朱月 蝶は舞う
第三章

空のたくらみ



 ─ケイ─


俺は今、空が立てた悪巧みを決行すべく、黒龍の奴等にメールを打っていた。


内容はこうだ。


【久しぶりだな。ユイは元気になって、今は落ち着いている。

明日、×〇△デパートに来てくれないか?ユイには言わないで来てくれ。ユイの様子がおかしい。確かめたいことがあるんだ。】



送信してすぐに、返信がきた。相手は蓮だ。


【ユイがおかしいってなんだ】


【それは明日言う。】


他の四人からは、了解と返信がきた。







空の悪巧み…


それは、俺達がユイのことを愛しているから実行するんだ。



< 140 / 148 >

この作品をシェア

pagetop