恋と戦争と甘い食べ物。


眩しくて、夜空をも照らす月は空の涙によって、呆気なく隠れてしまう。


愚かなくらいな、自分の負い目を隠してしまうのだ。



「…ひな?どうしたんだ?何かされたのか!?」


ひなを、泣かしたのか。


確かに壊したって良いと思った。


けれど、ひなが虚に、こんなにも生気を無くしているなんて


…許せない。


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