恋と戦争と甘い食べ物。



それから私は、男の子と日々を過ごした。


そうしたら、他の子たちも声をかけてくれるようになった。



『ひなちゃん、スゴーイ』


得意だった運動も目立ちはじめて、皆の中心に入っていった



そんなときに、男の子は私に告げたんだ。


―――ひっこすんだ、って。


離れ離れになって、もしかしたらずっと会えないんだ、って


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