魔法のキス
*尚の家*



夕飯を終えて、今日は尚の家に泊まることにした。



明日は直接学校に向かう。



尚の家には紗希の物も揃ってるので、いつ泊まりにきても大丈夫だった。



尚「明日もキーホルダー見に行くの?」



紗「明日どーしよう…明日も学校だし行っても意味ない気がしてきた…」



ションボリとする紗希。



尚(そのションボリとしてるところも可愛い…)



心の中で声なく呟く尚。



尚「じゃぁ今週の土曜日に朝から行ってみようか?」



紗「うーん…なんかもう無理そう…」



悲しく笑う紗希。



紗「だって、人気のキーホルダーだし土曜日なんか行ったら休みの人もみんな来ちゃうじゃん…」



尚「諦める…?」



紗「うん…」



紗希は泣くのを我慢しているのか、目には涙かうっすら滲んでいた。




< 24 / 28 >

この作品をシェア

pagetop