終焉の夜明け



なんのためにシたいか分かんないし

自分のソレを想像するのも
いやだった。




だから、

見ず知らずの男に、
深夜の街で、

こうして捕まったら、
ヤることはひとつ――。





ああ、マジで柚樹に
送ってもらうんだった……。





アタシは後悔しながらも
諦めて、

ゆっくり瞳を閉じた。






「――なぁんてッ。驚いた?」



けれど、次の瞬間聞こえた陽気な声に、

アタシの胸は"トクンッ"て鳴って……



"ほっ"と安堵の息を吐いた。



< 45 / 143 >

この作品をシェア

pagetop