極上シークレット

不審そうに睨みつけると、男は微妙な苦笑で頭を掻いた。




「えと・・・君、今朝ユマちゃん罵倒してた子、だよね?」


「ユマ・・・・」




ユマなんて心当たりないけど、罵倒には記憶がある。




「今朝のって、十中八九、織部のコトだよね?・・・君は多分、誤解してるよ。ユマちゃんのコト。そして織部も。」



織部ってのはイブキのコト。






「・・・アンタ、誰?」






「多分、君が知るトコロの、・・・・・二股の一人、かな。」






は?・・・・コイツが?
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