Gleam -ドリームキャスト!-
「女神の力がないことでまたお前が辛い思いをすることがあるかもしれない。
 それは魔物との戦いであったり、人の差別であったり・・・」

視線をそらさず話したカズアに、ユナは過敏に反応した。

「あたしが足手まといなんだね。分かってた!
 あたしが魔法が使えれば、きっと海賊に捕まることなんてなかった。クラーケンのときだって、悪魔の入り口のときだって、何気ない戦いだって・・・全部全部あたしは役立たずだもんね!」

そこまで言うと、ユナはカズアの手を振り払って部屋を出ていった。

カズアはユナの体温が消えたその手を握ると、置かれたカップを見つめた。
紅茶は残ったままだ。

「あの勘違いが・・・」
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