あなたはケイサツカン様☆
瞼をもう一度閉じて
さっきの光景を思い出す。
「頑張れって。そう言ってた」
「そうか..お母さんが」
「うん、だからあたし頑張る事にした。お父さん、あたし龍平さんが好き」
はっきりと口にした言葉。
それと同時に龍平さんへの想いが溢れてくる。
「優芽」
「お父さんのせいなんだからね。反対しても無駄だから」
「それは..あいつの過去を知っていても?」
「うん」
まっすぐ見つめる。
「お前の強情な性格は昔から分かってるつもりだが。でもそれは楽な事ではないぞ」
「分かってる。」