あなたはケイサツカン様☆


意識がしっかりしてくると同時に



「優芽!」


お父さんが心配そうな顔であたしを見つめる。


手に感じる暖かな感触。


「お、とうさん」


口の中が渇いているせいかうまく言葉が出ない。


「うなされてたんだよ」


ほっと安心したのか少し離れる。


でも握られた手はそのまま。


心配..してくれたんだね。


「お母さんに..会ったよ」


「え?」


「夢の中で、だけど」


「何か言ってたか?」
< 201 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop