あなたはケイサツカン様☆
冷静になれ、あたし。
感情的になっちゃだめだ。
大丈夫、あたしは..大丈夫
「那由菜ちゃん..」
ドクンドクンドクン
心臓の音が聞こえてくるくらい緊張してるのが分かる。
「本人から訊けばいい。あたしは絶対に認めない!あいつの事も..
優芽ちゃんの気持ちも!!」
「あ、待って、那由菜ちゃ..」
呼びかけには応じず、那由菜ちゃんは走って屋上を出て行った。
残されたあたしはただ
どうする事もできずに黙って空を仰ぐ。