天神学園の奇怪な面々Ⅴ
「無理ですよ」

気がつくと舞白は龍娘の背後に立っていた。

目にも止まらぬ素早い動き…なのだろうか?

最早人間に捉え切れる動きではない。

まさしく神の領域。

動きというよりは『瞬間移動』に近い。

「私達死神が、あの世とこの世を行き来する際に使う空間移動を応用した動きです。地面を蹴って移動しているのではなく、別の空間を通って移動している…人間では捉え切れませんよ」

「成程な…文字通り神業という訳か…」

微かに龍娘の呼吸が上がっている。

…舞白は左手の懐中時計を見た。

「先生、お願いですから体を休めて下さい」

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