天神学園の奇怪な面々Ⅴ
新倉 葉月は曲がった事が許せない
校舎を出て、校庭に駆け出す。

もう日も沈みかけた屋外で。

「りっちゃん!」

璃月を呼ぶ雲雀の声が聞こえた。

「円香先輩、無事だったんですねぇ」

「りっちゃんもね!よく頑張ったぞこいつぅ!」

雲雀が璃月の茶髪を撫で繰り回し、璃月が、あうあうっ、と目を白黒させる。

「おお、みんなも無事だったか!」

疾風が。

「元気そうで何より!」

リーニアが。

「あら…捕縛者がないのは喜ばしいわね」

舞白が。

「うさぴょんも無事で何よりや!会いたかったでマイスウィートハニー!」

チャーリーが。

龍娘に追われていた生徒達が、校庭で遂に顔を揃えた。

そして校門の前では。

「おらぁ!全員走れ!」

龍太郎、小夜、そして可畏までもが全員の到着を待っていた。

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