Reminiscence
ネニャフルで冬を過ごすつもりなら、ダフネンであまったお金や森で稼いだお金では足りない。
そのため旅人は昼はふらりとどこかへ行き、働いて、夜にはなにか食べ物を買って帰ってきた。
フェンが何をしているのか尋ねても旅人は苦笑するばかりで何も教えてはくれず、毎日疲れたようにすぐに寝てしまっていた。
旅人がすぐに寝てしまい、それでもフェンが寝るにはまだ早い時間だったとき、フェンはランジェに歌を歌った。
「フェン」
「何?」
「お前、最近何か仕事を探しているのだろう?」
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