Reminiscence
「つっきるぞ」
「やっぱり!駄目です、危ないですよ!」
旅人の言葉にフェンは速攻で反対した。
「よく見てみろ」
旅人はフェンに地図を見せた。
レナイン森の地図だ。途中まで、旅人の指示に従ってフェンが書いた小道が書いてある。
それとは別に丸印があった。
道の途切れたところから大体2キロほど南に行った場所だ。
「そこが今の現在位置、のはずだ」
「曖昧ですね」
「そりゃあそうだ。で、おそらく私達はこういうルートを通ってきた」
旅人は道の途切れたところから丸印までを半円を描くように書いた。
「あ……」
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